紫外線によるシミの出来る流れと美容成分の働き!

シミの原因は80%以上が紫外線から来る「光老化」が原因とされています。紫外線によるシミの出来る工程と、美容成分の働きについてまとめました。

 

f:id:bihakutan:20181011064713j:plain

 

美白成分の働きは

シミの元メラニン色素がつくられる際に肌内部で起こる反応を、どこかで抑える働きをもつのが美白成分です。成分の種類によってどの段階で作用するか変わってきます。

 

シミが出来るメカニズム

 

メラニンをつくる指令が出される

 

紫外線が表皮に当たると肌の内部を守ろうとして表皮細胞から「エンドリセン」などの情報伝達物質が分泌されます。これらの物質がシミの生成工場「メラノサイト」に「メラノサイトを作れ!」と指令を出します。

 

 

指令物質を抑制(メラニン色素をつくれという指令を与えているエンドリセンなどの物質の働きを邪魔する)

 

【美容成分】カモミラET、トラネキサム酸など

 

 

f:id:bihakutan:20181011070011j:plain

 

メラニンが作られ始める

メラノサイトの中でメラニン色素が作られ始めます。はじめに作られるのが「チロシン」というアミノ酸。次にメラノサイトにのみ存在する「チロシナーゼ」という酸化酵素が働いて、すぐにメラニン色素へと変化してしまいます。

 

 

チロシナーゼの働きを抑える

 

メラニン色素に変換してしまうチロシナーゼの働きを抑えます。美白化粧品のほとんどはこれに該当します。

 

【美容成分】アルブチン、コウジ酸、エラグ酸、ルシノール、ビタミンC誘導体、プラセンタエキス、トラネキサム酸、油溶性甘草エキス など

 

 

 

 

チロシナーゼを減らす

 

メラニン色素に変換してしまうチロシナーゼ自体を減らすように働く

 

【美容成分】リノール酸 など

 

 

メラニン色素が表皮へ運ばれる

メラニン色素は徐々に受け渡されていき、ターンオーバーとともに角質へとあがっていきます。

 

まとめ

美白成分は、シミ予防の意味合いが大きいです。しかし、美白成分を使用しないとシミが出来るのを食い止めることはむずしいです。